2017
04.09

好きなゲームは?

 患者さんとの診察で、どんなゲームが好きですかという話題になりました(どんな診察や…)。

 自分のゲーム遍歴はスーパーファミコンで止まっており、セガサターンとかプレイステーションとかは触ったことがなく。スーパーファミコンでXYボタン、LRボタンが出た時はすでに「あかん、もうついて行けないんちゃうか…」と危機感を持っておりました。今はグラフィックも音楽もすごいんですよね。ファミコンやゲームボーイのドット絵や3和音の音楽なんてのは、今の人たちには陳腐かもしれません。

 持っていたハードは、ファミコン、ディスクシステム、ゲームボーイ、スーパーファミコン(しかも内蔵テレビ)でした。PCエンジンはちょとお金持ちの子の家にあるみたいな。

 そんな中で何が好きかと言われたら、そうですねぇ…



聖剣伝説(1991年 ゲームボーイ)
Sa・Ga2 秘宝伝説(1990年 ゲームボーイ)
クロノ・トリガー(1995年 スーパーファミコン)




 でしょうか。いずれも当時のスクウェアがつくった名作ソフト。旧エニックスのドラクエ3なんかも良かったんですけど、自分はこの3つが好きで好きで。Sa・Ga2はソフトの入った箱が異様に大きくて、ファミコン用ソフトかと勘違いしたくらいです。

 特に好みは聖剣伝説ですねー。基本的に1人旅であり、サブキャラクターが入れ替えで旅に加わるスタイル(操作できるのは主人公のみ)。このサブキャラクターとの別れが切なくて。アマンダやマーシーの主人公に対する思い、愛情であったり、希望であったり、それが素敵なメロディとともに伝わってくるのでした。チョコボも良い味を出しており、自らの身を顧みずに主人公を助ける行動には感動したものです。理念だけではなく、主人公の人間臭さもちょこっと顔を出していたのも良い感じ。ラストだって、ヒロインとの別れが何とも言えず、”さよなら”というセリフの美しさ、そしてそれの持つ1つに絞れない意味、これを知った名作中の名作。全く飽きずに、たぶん30回くらいは少なくともクリアしてますし、慣れてくるとかなり短時間で終わるので1日に2回クリアしたりなんてのも。

 これは懐古厨の戯れ言ではありますが、ゲームボーイの3和音がまた悲しさや寂しさを表現するのにぴったりなんです。ドット絵もこちらの想像力で補完できますし、あの小さな画面の中にありとあらゆる感情を詰め込んでくれていたなぁと懐かしく思います。

 Sa・Ga2はニンテンドーDSで、聖剣伝説はPS vitaやスマホで、クロノ・トリガーは様々な機種でリメイクされたようですが、やっぱり個人的には思い入れの強いゲームボーイ版の聖剣伝説をもう一回してみたいなぁ(リメイクをプレイしたことはないですけど)。思い出補正と言われるように、昔の記憶の中で醸成されているのでしょうが、もう新しいことを学ぶ容量が年齢とともに無くなってもいるんでしょうね…。
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2017
04.03

風邪がくすぶって…

 今年に入ってから風邪をよくひいてます。しかも1回1回が長引いてしまっておりまして。しかも、風邪が終わりかけたら急性副鼻腔炎になるという何とも教科書的な経過を辿ります。今は左顔面が痛い。この2017年、元気だぞ! という瞬間に遭遇しておりません。だらだらとどこか不調で。これも年齢かなぁ。

 ちょっと体力的に弱っているのです。疲れやすいし、寝ても身体が重いし、体重もちょっと減ってるし。うーん、あんまり良い気がしないです。ブログの更新が止まったら何かあったと思ってやってください(おい)。たぶん大丈夫ですけど。

 しかし、こんな感じに下降線を辿っていると、ふと「大学の同級生のみなさんは何をしてるかなぁ…」と思うことがあります。自分は人の顔と名前を覚えるのが苦手で、大学で6年一緒でも交友関係は実に狭かった。その狭い中でも「どうしているかしらん?」とちょろっと。弱っている時ってこうなることがたまにありませんか? ない? しかも残念ながら自分には小中高の記憶がほとんどなく、大学でギリギリなのです…。「なんでそんなに覚えてないの!?」と良く言われます。

 そんな同級生の中には、北欧に行って研究をバリバリしている人がおり、将来の教授かしらと想像してみたり(彼の学生時代のアダ名も”教授”でした!)。東北に行った人もいて、2011年の地震で大丈夫だったかな? とも。そういや後輩で九州に行った人もいたなぁ。知っている中では多くの方は卒業大学の医局に入って県内に残ったはず(今は知りませんけど)。自分は大学を離れて愛知県に来たので、誰がどうしたというのは細かく分からず。そもそもぼっち傾向が強かったのでね、そういうつながりがない…。

 しかも、愛知に来ても何の研究成果も出せずに終わり、今はひっそりと病院でヘドロのように沈殿して、そして体調が悪くなって風邪が治らずでございますよ。「何やってんだろうな…」と自分に失望をせざるを得ず、そうなると他人が羨ましくなる。そういう時だけ同級生を思い出して、ずいぶんと勝手な人間だなぁ、うーん。

 いかんですね、弱っている時は変な考えしか浮かんでこない。こういう時は治すことに専念なのですが、毎日疲れと重さが積み重なる感じがしてて、何となくイヤだなぁという気分。
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2017
03.29

何だか切ないね

 さだまさしさんのグレープ時代の歌に、”追伸”という歌があります。女の子の片思いと失恋を歌い上げていて、自分の好きな曲でもあります。今回は、その歌詞をちょっと考えてみようかと。

 好きな男の子の指に包帯が上手に巻かれてある場面が登場します。女の子は「誰が巻いてくれたんだろう」と気になる。”上手に”巻かれてあるというのが別の女性の存在を示唆していますね。怪我に気づき、上手に包帯を巻く女性というのは撫子的でしょう。詩の冒頭にも”撫子の花が咲いた”とあります。ちなみに、その咲いた後に”芙蓉の花は枯れた”と続き、女の子の失恋を示唆しています。芙蓉は花言葉に恋人を表現するものがありますが、枯れたことで恋人になれなかった感じが出ています。深く読みすぎると、指に巻いてある包帯は指輪を想像するかも?

 思いを打ち明けられず、結局は失恋してしまう。誰かと楽しそうに話す”あなたの声が眩しくて耳をふさぐ”というフレーズが出てきて、切なさを感じます。でも眩しいというのは、諦めきれないようなあこがれをも示しているかもしれません。でもあこがれは届かないからこそあこがれなんですよね。”声が眩しい”なんて、さすがさださん。自分は思いつきません、そんな表現。

 ここに出てくる女の子は、かなり内気でなかなか言い出せない子なんだろうなぁと思います。鴎外の本を意中の男の子から借りているのですが、たぶんそこでしか話しかけられない、共通の話題がつくれない、何となくそんな思春期の女性像を想像します。決して活動的で運動が得意なイメージは湧いてきません。文学少女タイプ。でもものすごくこの男の子のことが気になっていますよね。包帯を巻いているとか、誰かと楽しそうに話しているとか、細かいところを見ていて、好きで好きでしょうがないんだろうなぁと感じます。

 その子は男の子のことを思ってベストを編んでいたのですが、その色が白。清潔さや純粋さを表しますし、これは穿った見方ですが、冒頭の包帯の白さも連想します。でも、失恋したことで”ほどき始めましょう”と言う(実際にほどいてはいないんでしょう)。でも”最後のわがまま”と前置きして、”肩巾を教えて下さい”と。失恋したけどその男の子のことが忘れられない気持ちが出ています。

 そして、女性は失恋すると髪を切るというのは定型的な言い回しですが、この女の子もそうです。しかしそれで「スッパリ忘れました!」とはいかず、”私 髪を切りました”と歌詞に出てきます。この”髪を切りました”がまさに追伸になっていると思います。忘れたいけど忘れられないこの思いを、追伸として”髪を切った”と告げる。相反する行為がとても繊細な乙女心を表現していると感じました。髪を切ってイメージの変わった私を見てほしい、好きだったんですよと伝えたいというのもあるのかもしれませんね。

 で、この男の子の方は女の子の恋心に気づいていたのかどうか。たぶん、ちょっと気づいていたんだろうなぁと思います。冒頭に”あなたがとても無口になった秋に”とあり、無口になるっていうのは、思春期らしいですよね。自分で気づいたか、同級生から「お前のこと好きなんじゃねーの?」と言われたか、意識をしている感じがあります。でも付き合っている子や他に好きな人がいてちょっとギクシャクした印象。

 でも、ひょっとしたら包帯を巻いたのは男の子のお母さんかもしれないですし、失恋というのは女の子がその思春期心性で解釈したのかもです。歌詞の中には決定的な描写がないので。しかしながら、思春期の子はそういうものだと思います。ひとりで色々と考え悩む、そんな苦しさというか甘酸っぱさというか、それがうまく表現されています。

 最後に考えてしまうのは、この女の子は何歳くらいなんだろう? というところ。個人的には中学というよりは高校じゃないかなぁと。ここは分かりませんが、”ベストを編む”という行為や失恋で髪を切るっていうのを中学生がするかしらんというところ。あとは森鴎外を読んでいるところです。鴎外はやっぱり高校生くらいからじゃないかな? と勝手に想像。他には、歌詞を通じて女の子から大人びている印象を受けるので、やっぱり高校生かなぁ。

 さださんの歌は良いですね。人の生き様である”あこがれ、ありがとう、さよなら”。これらを歌わせたらさださんの右に出るものはいないのではないでしょうか。しかもこの”追伸”は20代前半の歌ですよ。すごすぎるのだ。
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2017
03.17

概念の違い

 先日、漢方の講演会で少しお話をしてきました。不眠症や慢性疼痛に対して頻用される方剤の説明をしてきたのであります。1時間以上声を出していると喉が痛くなりますね…。もともとどもり気味で、かつ鼻炎でずっと調子が悪いものだから、お話向きの声では決してありません。家族と話をしていても「雑踏と周波数が同じだ」「ノイジーボイス(noisy voice)」と言われまして、道行く人々の音や声、そして電車の音があると本当に聞き取れなくなります。雑踏に溶け込む感じでして、自分でも何言ってるか分からない時すらあるという…。

 さて、漢方はミステリアスなところがうさんくさい部分でもあり魅力的でもあります。個人的には、ハマりすぎずにあくまでサポートとしてちらりと考える、くらいがいいバランスかなと思います。漢方に陶酔している人って、細菌性肺炎すら漢方で治そうとしかねません。それはやっぱりね、よろしくない。何時代の治療だよってことになります。抗菌薬が必要であるならしっかりと抗菌薬を使う。現代医学の恩恵があるものはそれにあずかりましょう(感染症でも、単純性膀胱炎なら漢方で良いでしょうけどね)。サポートとして考える時は、例えば高血圧で降圧薬を服用していてもちょっと朝起きた時に頭痛がする場合に釣藤散を寝る前に1-2包使用する、とか。PTSDの抗うつ薬治療でだいぶ改善したけど悪夢がまだ少し残る時に桂枝加竜骨牡蛎湯を使ってみる、とか。そんな感じ。

 その漢方で困るのが、各概念の定義です。これがですね、人によって異なることがありまして、話が噛み合わない時がたまーにあるのです。よく自分が例として話題にしますが、虚証と実証というのがその1つで、日本漢方の中でも多くは体格や体力でそれを判断します。しかし中医学では病邪が盛んであればそれを実証と言います。瘀血の概念や陰と陽の考え方もかなり流派によって異なりますよねぇ。だから講演会でお話をする時、自分は必ず基本的な概念の説明を最初にします。「ここではこういう意味でこの用語を用いますよ」と先手を打ってしまうのでございます。そうでないとそれぞれの人がそれぞれの考える意味で解釈してしまい、小さな行き違いが生まれ、その積み重ねが大きな食い違いに進展してしまうリスクもあります。こういうところはきちんと注意せんといかんですね。専門用語はそういう行き違いを少なくするために定義がしっかりなされる傾向にありますが、それでもちょこちょことあるのは難しいところ。
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2017
03.12

恒例です

 タカシマヤでは大北海道展が行なわれており、ぐるっと見て回って遙か故郷を偲びました。もうね、自分の知らないお店がどんどん出ていて、年月を感じます。その中で”キングベーク”という函館のパン屋さんが出店していて「おぉっ!」と思いました。ちょー懐かしい。子どもの頃にそこの”コーヒーベーク”を食べたものです。今は亡き西武で売ってたんですよねぇ(しみじみ)。今回、懐かしすぎたので買って食べてみましたが、昔とは形も味も変わっていました…。昔はもっとギュッとした感じで、コーヒー部分ももうちょっと強かった記憶が。

 ただ、今回は北海道関連ではなく、タカシマヤの地下で虎屋さんの”ういろ”を買ったという内容でござます。

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 このヘタウマな虎さんの絵が特徴的。さて今回買ったのはどんな種類…?

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おはぎういろ



 でございます。コレ大好きでして、”ういろ”の中でいちばん美味しいかも(おはぎも好きなので一挙両得)。”抹茶ういろ”も良いんですけどね、この”おはぎういろ”は季節限定なので見かけたら買ってしまう。

 カットして、いただきます。

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んまい



 おや、この不均一も良いですね。お米部分が多いところもまた美味しいなぁ。

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 でもなんか見てると小豆の粒がリンパ節に見えてこないこともない…。何かの病理組織みたいだ。

 虎屋さんは三重県のお店ですが、名古屋のういろうよりもさっくりとしていてしつこくないんです。甘さもスッキリとしていますし。名古屋のは必要以上にモッチモッチとして絡んでくるんですよねぇ…。甘すぎるし。ただ、虎屋さんのものは日持ちがしません。そこが残念。色んな味を楽しみたい気持ちもありますが、大量に買っても食べきれずに終了となりかねないのでした。出来るならば、もう少し少量で売ってくれるとありがたいなぁ。

 ちなみに、この”おはぎういろ”の隣に”ホワイトチョコういろ”が売られていました(ネタ要員?)。ホワイトデーに狙いを絞ってますが、売れるかどうかはちょっと不安(買う勇気はなかった…)。歴史あるお店ですが、攻める姿勢はさすが虎屋さんです。
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