FC2ブログ
2018
09.15

ドナー登録をしました

 骨髄バンクのドナー登録をしてきました。前からしようしようと思っていたのですが、つい忙しさにかまけて…。そして忘れて、また何かの時に思い出し…ということの繰り返しでした。

 こんなんじゃいかんので、先日は強靭なる行動力を発揮し、無事に終了。

 名古屋駅のJRゲートタワーの26階に献血ルームがあるので、そこに行ってきました。名古屋駅の散策なんて、超久しぶり。半年以上はショッピングなんてしてないです。通勤ではほぼ毎日使っているんですけどね。

 申込書を渡して、採血をして、それでオシマイ。あとはこのカードをもらいます。

RIMG1526.jpg

そこではドナー登録が久々なせいか、採血をする看護師さんが「どういう手順だっけ?」みたいな感じでメモ帳を取り出し、果てはボスナース的な看護師さんに意見を伺っていました。でもって採血もサイトでは2 mLと聞いていましたが、スピッツ2本分取られて「あれ?」という気分 (それでも合計7 mLくらいですけど)。何かで使うのか? そして慌てた看護師さん



駆血帯を外す前に針を抜こうとする事案が発生



 これはですね、研修医もやってしまいがちなのですが、場合によっては血がぴゅーって出ます。慌てると普段慣れていることでも順番忘れますよね、分かるわー。共感できるわー。「あ、駆血帯…」とお願いしたので今回は事なきを得ました。セーフ。

 ドナー登録者は現在50万人弱いるそうです。でも、55歳を過ぎたら卒業なので、ぼーっとしていたら減ってしまうんですね。登録したての自分も卒業まで10-20年の期間 (アラフォーですから)。ちなみに、白血病周辺の治療薬は劇的な進化を遂げているらしく、あと50年もしたら骨髄移植が不要になるかも? どうなのでしょう。それまではしっかりつないでいきたいものです。

 骨髄ドナーですが、忙しい人にはなかなかつらいシステム。マッチする患者さんがいて、さあ骨髄を提供しようという時、1週間弱 (3-4日の入院) は仕事や家事を休まねばならないというのがやっぱりネック。その前にも自己血貯血をする必要があり、その日も潰れます。一部企業には休んでいる間の補償があるようで、それは素晴らしいこと。自分の場合は、外来なんですよね。。。入院日が3ヶ月くらい前に分かるのなら何とか事前にブロックできますが、そうでない場合はすでに埋まってしまうので、入院している間は他の先生に外来患者さんの診察をお願いせねばなりません。でも人の生命には替えられないよね、うん。

 あとは自分が大病をしないことでしょうか。ぽつぽつと病気をした時期はありましたが、今はドナー登録の基準を満たしています (たぶん)。

 自分の行動でひとりの生命の道筋が変わるかもしれない、というのはとても大きなことのように感じます。「骨髄ドナーの俺カッケエ!」という自己満足でも良いと思うんです。ひとのためになるかもしれないことをした自分なのだから、褒めて当たり前でしょう。そして、仮に自分が死んでも、その骨髄がだれかの中で活き活きとしているだなんて、とても不思議な感覚。再発があって自分の骨髄が役割を果たせなくなったり、その患者さんが亡くなったりしても、だれかの中で確かに存在していたというのは、徒花と言われようとも素敵なことのように感じます。

 人は支えあって生きていく存在ですし、その支えの痕跡はだれかに残ります。そうなると、ヴァイツゼッカー先生の言うように、死というのは確かに個々の生命のおしまいに過ぎないのかもしれませんね。大きな生命の中には確実に息づき、それはまた新しい個の生命に継がれるのでしょう。

 ただ、自分はアレルギー性鼻炎で好酸球がめちゃくちゃ多いので、最終検査で「あんたダメだわ」と言われないか心配。そして、仮に移植できても患者さんはアレルギー性鼻炎に苦しむのではないだろうか。それも自分の痕跡ということでお許し願おうかしらん。
トラックバックURL
http://m03a076d.blog.fc2.com/tb.php/2222-495c7d88
トラックバック
コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
dot 2018.09.15 16:15 | 編集
駆血帯ってあの縛るやつですか?
「駆血帯…」って言われた看護士さん、「あ、同業者…」って冷や汗かいたかも?

私の会社は2日間のドナー休暇が認められていますが、2日では足りないみたいですね。でも、あるだけいい方なのかもしれません。
penguindot 2018.09.15 21:47 | 編集
身内がドナー登録して半年で適合者がいらしたらしく、提供することになったので個人的にタイムリーな話題です。
今は骨髄採取と、G-CFS製剤を投与してからの末梢血幹細胞採取というのがあるらしくて、身内は後者にしてました。
がっちりした封筒がきて、いろいろ事細かに書かれていたのでなんともびっくりしました。
先生もいつ封筒がきても大丈夫なようにお体にお気をつけください。
ハーネスdot 2018.09.20 09:26 | 編集
このコメントは管理者の承認待ちです
dot 2018.09.20 11:29 | 編集
管理人用閲覧コメントをくださったかた、ありがとうございます。

症状にとらわれず、悩みを悩みとして受け止めて、人生を一歩ずつ生きていくということが大事なのかもしれませんね。
身体には気を付けたいのですが、そのためには宝くじを当てる必要が…。
m03a076ddot 2018.09.21 08:53 | 編集
>penguinさん

そうです、あの縛るやつが "駆血帯" です。
献血する人の中には専門用語や手技の手順にやたら詳しい人も多いので、同業者の疑いは持たれなかったかもです。
休暇があるのは良いですね。2日でも貴重かと。
m03a076ddot 2018.09.21 08:59 | 編集
>ハーネスさん

ありがとうございます。
そうでしたか。身内のかたはひとりの患者さんの生命を助けられたのですね…!
私も身体面に配慮しておきます。鼻炎だけはどうにもならんのですが…(そこがつらいです)。
m03a076ddot 2018.09.21 09:06 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top