2016
10.22

目が醒める本

Category: ★本のお話
 河合真先生の『極論で語る睡眠医学』を読みました。

 最近は色々と生活が忙しく、めっきり本を読む時間がなくなってしまいました。でもこれは言い訳ですね…。本を読む時間はつくろうと思えばつくれるはず。それをしていないだけなんですよねぇ。でも睡眠時間は削ってはいけません。パフォーマンスが必ず低下しますからね。

 『極論で語る~』シリーズは全部買っていて、どれも面白いです(イラストは好みによるでしょうけど)。しかし、”極論”というフレーズの持つ印象が著者と読者との間で最も近いのが、河合先生の”神経内科”とこの”睡眠医学”だと思っています。他のもの、例えば”腎臓内科”はすごく良い本なんですけど、読者が期待する内容とはちょっと異なり、スタンダードなテキストになっています。河合先生のものは情熱が垣間見えるどころではなくほとばしっている感じで、実に小気味良いのです、読んでいて。また、この世代の方々はガンダムを持ち出す傾向にあるなとも実感。

 個人的には、ナルコレプシーのところで情動脱力発作を「くせ」程度に思っている人がいる、「眠気」が襲ってくる前にうまく短い睡眠を取り入れている、などはホントに「へぇ!」と思えるところでした。”不眠”の章も睡眠薬に頼りがちな現状に警鐘を鳴らしており、睡眠時無呼吸症候群やRLSも含めて、医療者は読むべき内容でしょう。

 精神科でも「とりあえず寝られたら何とかなるなぁ」という印象の患者さんは実に多いのです。逆に他のことをがちゃがちゃやっても、寝られていなければ改善しないのであります。それだけ睡眠は大切。睡眠障害は精神疾患にほぼ必発とも言えるので、そこに介入することは当然とも言えます。

 何と言っても、人種や年齢や性別に関係なく、私たちは必ず寝ます。それは一生なすことであり、それについて”知らない”では済まされないでしょう。”睡眠”の本ですが、読むと”目が醒める”思いをしますよ。
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コメント
管理人用閲覧コメントをくださったかた、ありがとうございます。

具体的な薬剤についてはお答えできませんのでご了承ください。
すべてが薬剤が原因かは分かりませんが、心配であるなら起こったことをお話しして主治医の先生に「やっぱりちょっと元気が出すぎるみたいです」とお伝えしてみましょう。
また、コメントは関係のある記事にコメントしていただけると良いかと思います。
m03a076ddot 2016.10.26 10:56 | 編集
管理人用閲覧コメントをくださったかた、ありがとうございます。

処方をした主治医の先生にキチンとご自身が思うことをお話しするのがいちばん大事だと思います。
m03a076ddot 2016.10.30 22:58 | 編集
管理人用閲覧コメントをくださったかた、ありがとうございます。

岩田健太郎先生の『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』なども、読書に限らず時間をどう使うかに良いかもしれませんね。
忙しいと言っておきながらボーっとしたりこうやってネットをしたりしているので、そこをきちんと読書に回せば時間は確保できるだろうなぁ、、、と自分は感じております。
でもついつい。。。
『極論で語る○○』は特に河合真先生の2冊が面白いなぁと思っています。
お時間があればぜひ。
m03a076ddot 2016.11.03 19:02 | 編集
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