2014
03.05

流行を追いかけろ!

 流行というものには無頓着です。そんなめんどくさいことはしたくないし、体力が続かないというデメリットも。だから若者でオシャレなファッションを追求してる人を見ると「元気あるなー」って思っちゃいます。

 しかし、そんな自分も今回ばかりは流行をキャッチ! はい、こちらです↓


インフル1


 インフルエンザ(A型)になってしまいました…。

 2014年3月1日は病院の日当直だったんです。前日からちょっと喉の調子がおかしくて、秘書さんと「やっぱPM2.5が舞ってますねー」と話しておりました。

 3月1日の朝も何か咳が出て身体がだるくて「風邪ひいたかしらね…。PM2.5は濡れ衣だったか」とややユーウツ。記事だけアップしてソファに横になっておりました。しかし事態は悪化していき、同日お昼前には寒気、寒気、寒気。毛布にくるまっても寒くて寒くて。そんな中で患者さんの電話対応をしておりました。

 お昼すぎに「ご飯食べてなかったな…」と思い食堂へ行こうとするも、寒さとあまりの倦怠感に自分で驚き。ご飯も全然入らなくて、ちょっと病棟に寄って体温計を貸してもらって測ると38.4度。「こらあかんわ…」と観念して医局でダウンしてました。この時点で頭には”インフルエンザ”という文字が揺らめいていましたが、まだ「まさかね…」と疑心暗鬼。

 ここで「あ、そうだ。せっかくだから診てみるか…」とinfluenza follicle(インフルエンザ濾胞)を人体実験的に、かつ後学のためにも探すことにしました。使えるものは使いましょう、せっかくインフルっぽいんだし。

 Influenza follicleという診察所見は、インフルエンザ患者さんの喉の奥にイクラの様な濾胞が出来ているよというもの。(Miyamoto A, et al. Posterior Pharyngeal Wall Follicles as Early Diagnostic Marker for Seasonal and Novel Influenza. General Medicine. 2011; 12: 51-60)。感度特異度ともに90%以上!とされています。追試が必要だとは思いますが。

 そんなこんなで、よっこらしょと起き上がり自分で鏡の前で口を開けてみると…。こんなんでした。お見苦しいものでスミマセン。

インフル濾胞0

 あー、この赤いイクラっぽいのがインフルエンザ濾胞だろうか…? 意外と判定が難しいような。

インフル濾胞

 もうちょっと数を診ないとダメですね。。。「うーん、これかなぁ…」と思いながら確定には至らず(頑張ってケータイのカメラで撮影しました)。こんなことしてると何だか余裕があるように見えるかもしれませんが、本人はかなり力を振り絞ってやっております。

 そんな診察モドキをした後も夜まで何とか頑張りましたが、ふらふらとトイレに行く途中、看護当直さんに出くわすと

看護師さん「わ、先生どうしたんですか」
自分「あ、ちょっと風邪がひどくて…」
看護師さん「何か死人が歩いてるみたいですよ」
自分「すっごくだるいんですよね…」

 という会話。医局に戻ってしばらくしたら

看護師さん「先生、キットやりましょう」
自分「インフルですか…」
看護師さん「陽性なら他の先生に代わってもらいましょう」
自分「そうっすね…。病院に撒き散らしたら大変ですよね」

 で、検査したら見事にA型陽性になり、その日の20時くらいからは別の先生に代わってもらいました。しかし帰り道もまた辛かった…。

 あと、これを処方してもらいました。

インフル2

 イナビル®ちゃんです。

インフル3

 こんなちっちゃいのが2つ入ってまして、吸入タイプでちょっと甘くて苦い。2つ吸うだけでO.K.という簡単なもの(10歳未満なら1つ)。

 これを吸って後はカロナール®で凌いで生きていました。。。3/4になってようやく解熱したので、3/7から勤務再開予定です。

 インフルエンザなんていつ以来?? 小学生か中学生くらいでしょうか。こんなに倦怠感が強いとは。。。この寒気を伴った様な苦しいだるいのが、インフルエンザの特徴といえば特徴。ちなみにインフルエンザ診断のエビデンスについては、1つ記事を設けています(コチラ)。

 今日はだいぶ楽になってこうして記事や頂いていたコメントへの返信も打てましたが、まだだるさが残っていてお布団の中でほぼ1日じゅう過ごしたのと何故か下痢になっているのとで、くすぶっている感じ。

 流行はやっぱり追うもんじゃないですね。。。
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コメント
こんにちは。ベンゾ服薬中止の相談ではお世話になりました。
インフルエンザとのこと、お体の具合はいかがでしょうか。

そんな時に申し訳ありませんが、先生に意見をお伺いしたく、コメント失礼します。

昨夏からの自律神経失調症状について、最近はめまいや不安感は和らいだので心療内科・精神科は卒業しましたが、胃の不調が顕著なので、現在は消化器内科に通院しています。
主治医の見立てではストレスによる慢性胃炎ということで(いわゆる「機能性ディスペプシア」でしょうか)、現在プリンペラン・ガスモチン・スルピリドを処方されています。

このスルピリドですが、中~高用量でうつや統合失調症に用いられるとのことで、長期使用で離脱症状が出ることもあると聞きました。

私は50~100mg/dayの服用なのですが、このお薬で離脱症状が出ると言うのはよくあることなのでしょうか。

もしそうだとすれば依存が起こる服用期間の目安(ベンゾだったら4週間、のように)もお教え頂ければ幸いです。

急ぎの質問ではありませんので、お時間・体調に問題ない時にお答え頂ければ大変有り難いです。

どうぞ宜しくお願いします。
お大事になさって下さい。
かよdot 2014.03.06 16:24 | 編集
まあ 大変!!
夕刻まで辛抱なさるとは
ご無理なさいませぬように

インフルエンザ濾胞を探してパチリ
さすがでございます。探究心のカタマリですね。
“関心・意欲・態度”間違いなくA評価です。
学期末でこんなことばっかりしてまして・・・
失礼しました。
annedot 2014.03.06 19:14 | 編集
>かよさん

ありがとうございます。
精神科通院がなくなったとのこと、良かったですね。
スルピリドは600-800mg/dayという高用量を半年とか年単位で使用している場合、いきなり切ったら確かに離脱症状は出るかもしれません。
ただ50-100mg/dayであればそのまま中止でも問題は生じないのではないかと思っています。
もし不安であれば、50→25→0mgなど下げていっても良いのかもしれませんが、自分は50-100mg/dayという量での離脱症状は聞いたことがありません。
m03a076ddot 2014.03.07 13:10 | 編集
>anneさん

ありがとうございます。
インフルエンザ濾胞もスッキリ見つかると良かったんですが、ちょっと微妙でした。。。
体力の戻りは遅いですが、これは働きながらゆっくりかなと思っています。
m03a076ddot 2014.03.07 13:12 | 編集
早速のご返信ありがとうございます。

私程度の服用量でむやみに離脱の心配をする必要はないのですね。
主治医には再来週の診察まで連絡がとれず、質問できない状態だったので安心いたしました。

(余談ですが漢方外来にも併せて通っています。最初に処方された六君子湯がいまひとつ効かなかったようで、最近人参湯に変わりました。そして六君子湯にゆるキャラがいるとは知りませんでした…)
かよdot 2014.03.07 21:15 | 編集
管理人用閲覧コメントを下さったかた、ありがとうございます。

インフルエンザは出来るなら一生かからない方が良いかと…。
しんどくてしんどくて大変でした。子どもさんや高齢者はたしかに重篤になりうるなと実感いたしました。
お気遣いありがとうございました。
m03a076ddot 2014.03.08 08:45 | 編集
>かよさん

ありがとうございます。
六君子湯のキャラクターはなかなか奇抜でございます。
漢方も上手く合うものが見つかると良いですね。
m03a076ddot 2014.03.08 08:47 | 編集
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