2013
12.24

遂に改訂されました。

Category: ★本のお話
 やってきました、藤本卓司先生の『感染症レジデントマニュアル』第2版でございます。

感染レジマ

 自分が研修医の時は2004年に出た初版でした。今回の題2版は80ページ弱の増加。もちろん抗菌薬の最新情報が詰まっています。

 巻頭のグラム染色の写真がずいぶんと増えています。「グラム染色大事だよ!」というメッセージですよね。また、グラム染色の手順の写真では、何故かドライヤーで乾かす写真だけが変わってます。形の違いを知って、ドライヤーも進化したなーと実感。

 各論では、以下の項目が新設。

・人工呼吸器関連肺炎
・ペースメーカー、埋込み型中心静脈ポートの感染症
・トキシック・ショック症候群
・劇症型A群連鎖球菌感染症
・急性硬膜外膿瘍
・腸腰筋膿瘍
・人工関節の感染症

 トキシック・ショック症候群と劇症型A群連鎖球菌感染症については、初版では”その他の重要な皮膚・軟部組織感染症”として一括されていましたが、今回は項目別に。

 memo(コラム)も増えてまして、新しくつくられたものの中では”好気性菌と嫌気性菌”は必読!「血液培養が陽性になった」のみではなく、好気ボトルが陽性になったのか、嫌気ボトルが陽性になったのかで原因菌がある程度推定できるというのは知っておくべき知識です。

 注目すべきは、身体診察。初版からのスタイルで研修医用にきちんとページを割いていますし、更に詳しくなっています(COPD患者さんの診察など)。

 でも最も大事なのは、著者の”熱意”でしょうか。最近の本はマニュアルをなぞってエビデンスを言ってオシマイという、無難で万人用のものが多いです。でもそれだけじゃなくて、著者の思いや哲学がきちんと見えてくるような、そんな本。

 マニュアルではありますが、熟読の価値あり。研修医の皆さんは是非、そして初版を持っている先生は買い替えに十分値するものだと思います。

感染症レジデントマニュアル 第2版感染症レジデントマニュアル 第2版
(2013/12/24)
藤本 卓司

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