2013
06.21

位置、を考える

Category: ★研修医生活
 研修医の後輩に昔はたまに言っていたんですが、救急外来では患者さんが横になるベッドに実際寝てみることをオススメします。

 ホントにぐーぐー寝るということではなく、また実際に疾患で運ばれて寝るということでもなく、救急外来でちょろっと時間が空いた時に、寝てみてください、ということ。

 なぜかというと、患者さんからの視点を持ってもらうためなんです。

 患者さんが横になっている。医者はそばに立って問診する。これは医療者側にとってはありふれた風景ではあります。でも患者さん側からすると…?

 訳のわからないことが自分に起こってこうして救急外来のベッドに横になっている。採血や点滴も行われる。白衣を着た人が複数いる(しかも研修医だから若い→不安)。これからどうなるんだろう?そんな先行きの見えない感じがありますでしょう。

 その上、医者から覗きこまれるように問診されると言うのは、結構「おっ」となります。なので、一度は同期と一緒になって、ベッドに寝て同期に問診をされてみてください。上から聞かれるっていうのは、圧迫感があるんですよ。勝手知った場所でかつ同期ですらちょっとそんな感じがあるのに、いわんや馴染みのない病院かつ知らない医者をや。

 外来をやっていると、患者さんの椅子に座ってみるとこれまた視点が変わります。同期の外来で患者さんがいなくなった時を見計らって、ちょろっと患者さんの椅子に座ってみましょう。ちょっと新鮮で緊張。

 そういう経験を早めにしておくと、少し対応を変えることが出来ます。救急外来ではこっちも座って目線を下げて話をする、待合でも座ってる患者さんにはしゃがんで話す、もしくは腰をかがめて話す、外来では自分の椅子の高さも調節する、小さなことですが大事なこと。

 今回は、医者としてのテクニック以前のお話。1人の人間と相対する時の心構えみたいなものでしょうか。そんなのも大事にしていきましょう。
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コメント
こんばんは(o(。・ω・。)o))


私が通っている病院で 研修医の先生が診察に参加されているのを見かけた事があります


診察室の札にそのようなことが書いてあったと思います。
私の番の時はもうおられなかったけど・ω・*

緊張されるでしょうね

後からふりかえりなどのレポートを書いたり 先生に質問したりしないといけないと思いますしo(^-^)o

こないだ 待合室に居るときに『ドーパミン2リセプター拮抗剤』の
拮←という字が読めなくて 看護師さんに声をかけて聞いてみたら 快く教えてくださいましたよ


助かりました〃δωδ〃


こんひゅすぱいdot 2013.06.21 23:15 | 編集
>こんひゅすぱいさん

ありがとうございます。
研修医や学生さんは、上の先生について勉強をすることが多いですが、結構彼らにとっては苦行(?)で、眠くて眠くてコックリとしてしまうことも。。。
医学の漢字はなかなか馴れない難しいものが多いですね。振り仮名や詳しい説明が必要だなと思いました。
m03a076ddot 2013.06.22 19:51 | 編集
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