2013
03.31

補う漢方

 中医学を特徴づけるもののなかには”補う”というのがあります。西洋医学は言ってみると”瀉する”ことを重視した医学と言えるかもしれません。細菌感染症になったら抗菌薬で叩く、というのはその代表例でしょうか。DICに対するリコモジュリンは”補う”と言えるでしょうが、そういうのは少なめで、原因を見つけてそれを”瀉する”というのがスタンスと思います。

 中医学はその2つがあり、正気は”補”して、病邪は”瀉”するという考え方。人間の疾患全てを漢方でというのはこの現代において危険極まりない行為だと思いますが、現代でも西洋医学が持たない視点というのがあります。それが患者さんを”補する”という概念。怪しい怪しいと言われ続けている中医学や漢方ですが、別の視点を持つという意味では見てみても良いんじゃないかしら、とも思います。

 補するお薬と言えば、補気剤と補血剤。それぞれ気虚と血虚とを治すものです。ここからは『山本巌の臨床漢方』に則して順番に見ていきましょう。

 気虚というのは気の不足を指し、体の働きが何とも低下してしまう状態。気って言うのは漠然と人間の機能を示し、血(けつ)というのは肉体や物質のこと。気から血がつくられる、らしいです。

 気虚になるとどうなるのか?以下に症状を示しましょう。


顔色が蒼白い。特に口唇の血色がなく、白くなる。
言葉に力がなく、大きな声が出ない。息が続かない。
手足がだるく、力が入らない。
脈が弱く遅い、力がない。
疲れやすく、疲れなくともしんどい。何をするのも大儀である。
すぐ眠くなる。



 精神科から見ると、これってうつ病の身体的な側面なんじゃないの?と思ってしまう症状ですね。特にDSMで言うメランコリー型の特徴を伴うものに近いでしょうか(手足が重いっていうところ)。この気虚は、気合いがなくなるっていうとイメージしやすい症状かもしれません。寺澤捷年先生は気虚スコアというスコアリングシステムを提唱されています。

☆気虚スコア
身体がだるい 10
気力がない 10
疲れやすい 10
日中の睡気 6
食欲不振 4
風邪をひきやすい 8
物事に驚きやすい 4
眼光・音声に力がない 6
舌が淡白紅、腫大 8
脈が弱い 8
腹力が軟弱 8
内臓のアトニー症状*1 10
小腹不仁*2 6
下痢傾向 4
【判定基準】総計30点以上を気虚とする。
いずれも顕著に認められるものに該当するスコアを全点与え、程度の軽いものには各々の1/2を与える。
*1:内臓のアトニー症状とは、胃下垂、腎下垂、子宮脱、脱肛などをいう。
*2:小腹不仁とは、膳下部の腹壁トーヌスの低下をいう。

 その気虚には主に脾の気虚と肺の気虚とがある、とされています。脾の気虚では、上記以外に食欲不振や味覚を感じないなど。胃腸機能が弱いということが挙げられます。肺の気虚では、少し動くと息切れして、汗がよく出てくるというもの。

 気虚の治療には補気薬の入った補気剤を用います。補気薬には人参、白朮、甘草、黄耆、山薬、大棗などがあり、それを主薬にしたものが補気剤。この基盤が四君子湯という漢方でして


四君子湯=人参、朮、甘草、茯苓、生姜、大棗


 で構成されています(生姜と大棗は後の世になって加えられました)。ちなみに地黄、当帰、芍薬、川芎を主薬としている四物湯が血虚に対する補血薬の基盤になります。

 この四君子湯が補気剤の元祖でして、それから派生したのが、良く耳にする六君子湯と補中益気湯。


六君子湯=四君子湯+[陳皮、半夏]


 でして、陳皮と半夏の力で悪心嘔吐や食欲不振を改善します。単なる食欲アップのお薬ではなく、補気剤というところが大事。この陳皮と半夏は中医学で言う”痰”を予防してくれる効果がありますが、患者さんを乾かす作用があり、良く「舌苔が薄い時には適応になりづらい」とされます。この六君子湯の作用を五臓で表現するなら、脾を養って肺にも配慮をしていると言えましょうか。更にこれら症状が強ければ香砂六君子湯(エキス製剤なら六君子湯と香蘇散を合わせる)を用います。 そして補中益気湯は


補中益気湯=四君子湯-茯苓+[黄耆、柴胡、升麻、陳皮、当帰]


 になります。黄耆と柴胡と升麻で弛緩した筋トーヌスを正常に戻すというのがポイントで、括約筋をキュッと締めてあげます。これが特徴。脱肛や尿や便の失禁、胃下垂など、いわゆるアトニー症状に有効なんです。また、黄耆は体力が低下して汗をダラダラ流す時にも良いです。陳皮と当帰が入っているため、脾から引き出した気をめぐらせることも考えています。全体として少し冷まして乾かす傾向にあるでしょう。やはりアトニーってのが適応の勘所で、疲れていても筋の緊張が強ければ補中益気湯を単独では用いません。その時は芍薬と甘草を含む小建中湯なんかを使うか、筋緊張を緩める方剤を合わせて使うか。”疲れている=補中益気湯”ではなく、”疲れてだらんだらん=補中益気湯”です。

 めまいの治療で有名な半夏白朮天麻湯も補剤と言えます。


半夏白朮天麻湯=六君子湯-大棗+[沢瀉、天麻、黄耆、乾姜、黄柏、麦芽]


 脾胃を補して、更に半夏や沢瀉などにより利水作用が加わっています。天麻というのは釣藤鈎に似た作用を持つので、鎮静・鎮痙により頭痛やめまいを治します。脳血管性の認知症は釣藤散が使われますが、脾胃が虚していて、水滞が関与しているならばこの半夏白朮天麻湯も効果があるかもしれません。

 で、これら補気薬を用いたい時に下痢をしているのなら、何か下痢を助長させてしまいそうな気がしないでもありません(程度の差こそあれ補気薬は水を出す傾向)。なので、エキス製剤なら水バランスを整えてくれる五苓散や猪苓湯を合わせるのも良いですし、補気薬として啓脾湯を用いるのも良いでしょう。


啓脾湯=四君子湯-[大棗、生姜]+[山薬、沢瀉、陳皮、蓮肉、山楂子]


 人参湯は人参が主薬なので補気薬としても使えなくはないですが、それよりも甘草と乾姜で内臓を温めるのがメインになっている温裏剤です。たまーに、人参湯の中の人参と甘草で浮腫を起こすことがありますが、四君子湯やそれの派生には茯苓や白朮が良い具合に含まれてまして、これらは水を排出してくれるんです。よって、四君子湯系では浮腫は生じません。絶妙な生薬の組合せですよね。人参湯で浮腫が起こるなら当期芍薬散を合わせることもあり、自分は、女性にこの組み合わせをまま出します。

 啓脾湯に名前が似ている帰脾湯。この主薬を見ると、四君子湯が入っているじゃないか!と気づきます。


帰脾湯=四君子湯+[酸棗仁、竜眼肉、遠志、当帰、黄耆、木香]


 なので補気剤として考えても良いでしょう。ただし、付加されている生薬は補血作用を持つものがあり、帰脾湯は基本的に補気と補血の両方を行なうものと考えます。酸棗仁や竜眼肉はちょっと落ち着かせる作用があるので、優愁思慮で食が細くなって、動悸がしやすく不眠になるような時に用います。また、軽度のアルツハイマー型認知症にも用いることがあります。帰脾湯よりも耳にする加味帰脾湯は、帰脾湯に柴胡と山梔子が含まれてまして、帰脾湯の様ながっくり系よりもイライラしたり熱が出る場合に使用します。


加味帰脾湯=帰脾湯+[柴胡、山梔子]


 自分の同期に疲れやすいって人がおり、その人には補中益気湯を勧めました。疲れた時に頓服として使っても良いので「1-2包を栄養ドリンクみたいな感じで飲んでみんさい」とお伝え。良く効くとのことで、愛用してくれています。 自分は風邪を引いた時に参蘇飲を飲むんですが、それに合わせて補中益気湯も使っています。

 お次は血虚。血は物質や肉体を指すと言われますが、概念的にはもっと広く、それらの素の様な印象。なので血虚は複雑で、自律神経や内分泌系の失調としてとらえられることもあります。

 血虚の症状は、以下のものがあります。


体が痩せて細い。体に潤いがない。筋肉がやせ細り、爪も弱くなる。
皮膚につやがなく、カサカサしてシワがあり、皮膚が痩せて皮下脂肪が少なくなる。皮膚の色が汚い。
脈が細い。
舌が細くしまり、どちらかといえば乾燥している。
尿量も少なく、便の量も少ない。

大体において消化吸収機能は良く、食欲も落ちない。気虚を伴わない限りは元気。
貧血があれば必ず血虚というわけではない。貧血で元気がなくなり浮腫があるような患者は気虚である。まずは補気剤を使わないと状態が悪くなることもある。



 気虚スコアをつくられた寺澤先生は、他にもいろんなスコアを作成しており、もちろん血虚スコアもあります。

☆血虚スコア
集中力低下 6
不眠/睡眠障害 6
眼精疲労 12
めまい感 8
こむらがえり*1 10
過少月経、月経不順 6
顔色不良 10
頭髪が抜けやすい 8
皮膚の乾燥と荒れ、あかぎれ 14
爪の異常*2 8
知覚異常*3 6
腹直筋急痙 6
【判定基準】総計30点以上を血虚とする。
いずれも顕著に認められるものに該当するスコアを全点与え、程度の軽いものには各々の1/2を与える。
*1:頭部のフケの多いのも同等とする。
*2:爪がもろい、爪がひび割れる、爪床部の皮膚が荒れてササクレるなどの症状。
*3:ピリピリ、ズーズーなどのしびれ感、ひと皮被った感じ、知覚低下など。

 カッサカサになっているタイプのアトピーの患者さんは血虚ですよね、まさに。
 
 この血虚の治療には当帰、川芎、芍薬、地黄の入っている四物湯が基本処方になります。


四物湯=当帰、川芎、芍薬、地黄


 そこから派生したものは多く、芎帰膠艾湯(正確には、四物湯はこれから阿膠と艾葉と甘草を除いて作られれたものですが)、温清飲、柴胡清肝湯、荊芥連翹湯、竜胆瀉肝湯、芎帰調血飲、当帰飲子、十全大補湯、大防風湯、独活寄生湯、疎経活血湯などなど。

 四物湯を単独で使うことは非常に少ないのですが、もともと婦人の聖薬と言われ、自律神経や内分泌系の異常によって起きてくるような疾患や月経異常に用います。四物湯の派生系は、大きく言って以下の様な状態に使います。

出血
月経異常
乾燥タイプの皮膚疾患
運動麻痺や骨・筋肉の萎縮
陰虚の発熱

 気虚よりも外面に表れてきます、やはり。四物湯の中の地黄は胃に障るので、胃の悪い患者さんには健胃剤を併用します(陳皮、木香、呉茱萸など)。 大丈夫な人もいますよ。

 四物湯の止血作用を強めたのが芎帰膠艾湯。


芎帰膠艾湯=四物湯+[阿膠、艾葉、甘草]


性器出血や痔出血などに用います。言い方を変えると、芎帰膠艾湯の止血作用を弱めたのが四物湯、でしょうか。

 当帰飲子は四物湯に何首烏(カシュウ)や黄耆などを含めたもの。


当帰飲子=四物湯+[荊芥、防風、黄耆、何首鳥、蒺梨子、甘草]


 乾燥した皮膚の掻痒に特化させており、お年寄りの皮脂欠乏性湿疹に頻用されます。

 十全大補湯は有名ですね。補中益気湯とどう違うんだ?と思うかもしれません。これは四君子湯と四物湯に黄耆と桂皮を含めたものなのです。


十全大補湯=四君子湯+四物湯-[大棗、生姜]+[黄耆、桂皮]


 よって、補中益気湯を使う目標で、更に血虚がプラスされています。痩せて枯れているという印象であり、桂皮を加えることで冷えやすい状況にも対応しています。また、桂皮と当帰と黄耆の作用により肉芽増殖が促進されるため、褥瘡治療にも用いられます。血球減少は気虚も伴うため、四物湯ではなく両者を補う十全大補湯や帰脾湯が適しています。四物湯だと更にがっくり疲れちゃうこともあるので注意。

 十全大補湯と来たら人参養栄湯も説明しましょう。


人参養栄湯=十全大補湯-川芎+[遠志、五味子、陳皮]


 五味子と遠志は去痰や鎮咳作用を持つので、十全大補湯の使用目標で呼吸器系の症状のある患者さんにはこれを使え、と良く言われます。遠志はさらに精神を安定させて記憶減退を防ぐ作用もあるようです。健忘改善ですね。五味子には肝機能を改善させる作用もあります。

 疎経活血湯は筋肉の刺すような痛みや脳出血後の麻痺、視床痛などに用います。


疎経活血湯=四物湯+[朮、茯苓、防己、桃仁、牛膝、陳皮、防風、威霊仙、羌活、白芷、竜胆、生姜、甘草]


 ただし、補気の生薬を多く除いているので、対象になる患者は元気の良い人。痛いけど酒飲んで元気なおっちゃん、というイメージ。 補気も合わせたければ大防風湯を使うか、疎経活血湯に四君子湯などの補気剤を合わせます。

 その大防風湯は


大防風湯=十全大補湯-桂皮+[牛膝、防風、羌活、附子、杜仲、乾姜、大棗]


 十全大補湯を基本にして杜仲と牛膝を加えて気血両虚をばしっと補います。栄養失調による運動麻痺、特に筋力の衰えを改善します。大病後や産後で起立歩行が充分でない時に活躍してくれる貴重な漢方。炎症への配慮がないので、それに対しては効果がありません。

 独活寄生湯は処方するエキス製剤にないため、大防風湯に十全大補湯を合わせて代用とします。慢性の経過を辿って体力が低下した中年以降の腰痛や関節痛が目標になります。特に冷えで増悪する様なものに適しています。

 芎帰調血飲は補気補血も考慮した駆瘀血剤であり、かつ利水にも配慮があるという大風呂敷。


芎帰調血飲=四物湯-芍薬+[白朮、茯苓、陳皮、香附子、牡丹皮、大棗、生姜、甘草、鳥薬、益母草]


 香附子と陳皮で理気も少し行なっていますね。月経不順で寒証タイプに使われます。産後に生じる様々な疾患にも適しているので重要な漢方。これをベースにして、状況に合わせて理気剤や利水剤などを組み合わせて使うのも効果的です。

 温清飲、柴胡清肝湯、荊芥連翹湯、竜胆瀉肝湯は一貫堂処方というやつで、森道伯先生の言う”解毒証体質”に用います。今の世の中の解毒証体質は、肌が浅黒い感じで扁桃腺を何度も繰り返すような人やアレルギー体質の人を指すと言われます。掌に汗をかいて神経質な人が多いですね。

 森先生の一貫堂医学では、日本人の体質を解毒証体質、臓毒証体質、瘀血証体質の3つに分類しています。解毒証体質を荊芥連翹湯、柴胡清肝散、竜胆瀉肝湯で治し、臓毒証体質を防風通聖散で治し、瘀血証体質を通導散で治す、としています。解毒証体質に対するその処方は、温清飲がベースになっていて、これに様々な生薬を加えて用います。温清飲は四物湯と黄連解毒湯とを合わせたもので、黄連解毒湯が入ることにより痒みや熱感や出血への配慮が加わります。冷ましてくれる作用がプラスされると考えて良いでしょうか。


温清飲=四物湯+黄連解毒湯
柴胡清肝湯=温清飲+[柴胡、栝楼根、甘草、桔梗、薄荷、連翹、牛蒡子]
荊芥連翹湯=温清飲+[桔梗、枳実、荊芥、柴胡、薄荷、白芷、防風、連翹、甘草]
竜胆瀉肝湯=温清飲+[竜胆、木通、車前子、沢瀉、甘草、防風、薄荷、連翹]



 一貫堂医学では、幼年期は柴胡清肝湯、青年期は荊芥連翹湯、壮年期は竜胆瀉肝湯で治療するとしていますが、年齢は参考くらいにしておいて、絶対にコレ!っていうことは無いかと。柴胡清肝湯は温清飲に静熱作用がより多く加わったものですが、発散させるよりも潤す系統。栝楼根を入れて荊芥とか防風といった解表薬を除いて少なくしているので、”中に和す”と言われます。子どもの喉の辺りの炎症や乾燥タイプの皮膚炎、体質改善に良く使われます。虚弱児なら補中益気湯を混ぜたり、神経過敏なら抑肝散加陳皮半夏を混ぜたり。荊芥連翹湯は温清飲に荊芥や桔梗や枳実などを加えたもので、解毒や排膿作用をより強化しています。特に解表薬(悪い奴らを体表から追い出すイメージ)が入っているので”表に発す”と言われます。鼻炎やにきび、乾燥タイプの皮膚炎などに。竜胆瀉肝湯は温清飲に竜胆を入れ、車前子、木通、沢瀉といった清熱利水薬を加えたもので、陰部や下半身には限りませんが慢性的な炎症に頻用されるため、”下に利す”と言われます。この様に色々と派生はするものの、基本は四物湯と黄連解毒湯。これを忘れないようにしましょう。

 補血薬は種類が多く、どれを使えば良いのか掴みづらいところはあるかと思います。皮膚や筋肉量などで”お?”と思うところから始めても良いかもしれませんし、何か1つの処方を覚えてそれから使ってみるのも良いかもしれません。

 ということで、気虚・血虚とそれに対応する補剤の紹介でした。熱・寒、陰・陽とともに、虚というのは中医学に独特な考え方。西洋医学にちょっとこういうのを混ぜて勉強するのも悪くはないかな?と考えています。漢方薬は効いてるのか良くワカランという人がいる一方、劇的なまでの効果を示すこともあり、その時は「勉強しててよかったなー」と実感します。ま、前者の場合は自分の選んだ漢方薬が患者さんに合ったものではなかったということなのですが…。
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dot 2013.04.02 14:36 | 編集
管理人用閲覧コメントを下さったかた、ありがとうございます。

自分の専門としている精神科は、全てが仮説で動いている世界です。疾患の原因もよく分からないものがほとんどという状態。なので、仮説をベースにしてつくられた向精神薬では限界があり、よく分からない機序で働く漢方を選択肢として持っておくのは悪くないのではないか、と思って使いはじめました。
もちろん副作用もあり慎重に選ばねばなりませんが、患者さんのためになってくれるものだったら色んな武器を用意しておくに越したことはないのではないかなと考えています。
自分は色んな面で未熟ではありますが、少しでも役に立っていけたらと思って勉強しています。
ありがたい言葉、感謝しています。
m03a076ddot 2013.04.02 21:07 | 編集
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dot 2014.02.07 21:42 | 編集
管理人用閲覧コメントを下さったかた、ありがとうございます。

食欲不振の原因は多いため、全てを精神科的なものと考えるよりはまず消化器内科さんなどの受診が優先と思います(休日は食欲があると言うのは確かに精神的なイメージはあるものの)。
それを前提として一般的なお答えをすると。。。
六君子湯は3包/dayだったでしょうか。それだと効果が薄いことも多いので、自分は処方する時4-6包/dayにしています。6包まで使って2-4週間で改善が全く無ければ六君子湯の単剤処方は諦めます。
後は喉や胸の詰まった感じ、気がふさがる感じがあるのなら半夏厚朴湯を六君子湯に併せます。そういったのが無いのなら、香蘇散を六君子湯に併せます。
漢方ではまずこの辺りで始めるのが定石と思います。
緊張して手が冷たくなるとか手に汗を握ってしまうようなタイプでしたら、四逆散を六君子湯に併せることもあります。ストレスのかかるタイプの患者さんにはこの四逆散を加えると楽になることが多いと思っています。
依存や離脱の無い安全なお薬というのはなかなか探しても難しいところです。要は使い方で、やめる時にゆっくりと行なうという点に気を付けるのならば、離脱症状の多くは防ぎうると思っています。ベンゾジアゼピンなら毎日は服用しないようにするというのも大事ですが。
抗うつ薬の中では、ミルタザピン(リフレックス®/レメロン®)が吐き気を抑えてかつ食欲増進作用ももたらします。眠気が来るのでそこには注意が必要ですが。7.5mg(1錠の半分)くらいから始めてみても良いかもしれません。
ただし、決まり文句で申し訳ないですが、漢方もそうですがお薬というのは実際に診療にあたっている主治医の先生のご意見が重要と思います。自分は字面だけ追って一般的なことや経験的なことを述べているだけですし、コメントという立場上、責任は負いかねます。なので、しっかりと医者と相談してお薬を選び、思考錯誤を重ねていくことこそ重要です。
m03a076ddot 2014.02.07 22:41 | 編集
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dot 2014.02.08 12:42 | 編集
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セロクエルも食欲が出ることがあり吐き気も多少抑えることがあります。結構眠くなるので服用は就寝前で。
ルーランはセロクエルやリフレックスやジプレキサほどではありませんが、少し食欲が出るには出ます。
どれも少量を使うのがポイントでしょうか。
漢方薬をお使いになる際は、副作用もあることにお気を付け下さい。服用量を増やすということは、それだけ副作用のリスクも上がりますので。代表的なものは、甘草が多くなることで身体の中のカリウムが少なくなってしまうことと、間質性肺炎といって薬剤性の肺炎があります。漢方薬も”薬”ですので。
m03a076ddot 2014.02.10 19:07 | 編集
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dot 2014.02.10 20:41 | 編集
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ミルタザピンについては、うつ病の患者さんですと45mg/dayまで使用することが多いのですが、睡眠作用や制吐作用を期待するのであれば、3.75-15mg/dayという量がまずは適切と思います。
症状が改善してゆっくりやめていく分には、大きな問題は生じないかと思っています。ただ、睡眠作用があるということは、裏を返すと眠気が出るという事にもなります。日中めちゃくちゃ眠くなるという方はままおります(なので、3.75-7.5mgあたりから開始することもあります)。
六君子湯については、ツムラのもので述べさせてもらいますが、6包/dayで甘草は2.0gです。臨床的には2.5gを超えると偽性アルドステロン症の頻度が高くなると言われています。ただ、少量の甘草でも偽性アルドステロン症を発症する患者さんももちろんいるので、血液検査は必要です。
なので、ご自身で6包/dayにするのではなく、主治医の先生に相談をされてからにした方が良いと思います。ただ、6包に増量するという考えを持たれている先生は漢方医以外には少ないかもしれませんが…。
m03a076ddot 2014.02.11 21:52 | 編集
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dot 2014.02.11 23:37 | 編集
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漢方を含め主治医の先生と話し合って方向性を決めて頂くと良いかと思います(食欲不振の原因を調べる検査は一通り行なっており、異常はないという前提でお話しさせていただいています)。
m03a076ddot 2014.02.12 08:20 | 編集
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dot 2014.02.15 20:01 | 編集
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神経へのストレスで食欲不振になるタイプで頓服の漢方というのは、ちょっと自分の力量では思いつかないです。神経緊張を和らげるという意味で用いるなら甘麦大棗湯が良く使われるでしょうか。ただ食欲不振へ用いられるかと聞かれると、自分はその用途で使ったことが無いので分かりません。甘くて飲みやすくはありますが。他は消化管の運動を良くするという意味合いで茯苓飲なんかも良いかもしれません。これは吐き気への頓用としても使われますので。

m03a076ddot 2014.02.16 16:07 | 編集
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dot 2014.02.16 16:24 | 編集
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茯苓飲合半夏厚朴湯は、茯苓飲という漢方薬と半夏厚朴湯という漢方薬とを合わせたものです。食べたいけど食べ物が何か入っていかないような時によく用います。「胃にフタがされているようだ」と表現する患者さんもいます。
消化管の運動を促進してくれるので、ストレスで動きが滞っている人に向いていると思います。
おっしゃっている”安定剤”がどのようなものを指すのかは分かりませんが、ベンゾジアゼピン系はあくまでも頓用として使うのであれば悪いものではないと思います。
m03a076ddot 2014.02.16 18:53 | 編集
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dot 2014.02.16 21:13 | 編集
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茯苓飲合半夏厚朴湯は良いお薬だと思います。
漢方はいくつか選択肢があるので、漢方外来の先生とよくお話をして決めていかれると良いかと考えています。
m03a076ddot 2014.02.17 07:28 | 編集
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dot 2014.02.22 14:46 | 編集
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4-6包/dayでなければ絶対に効かないということはありません。自分の外来でも当帰四逆加呉茱萸生姜湯2包/dayでしっかりと改善している患者さんもいらっしゃいますし、何が何でも倍量投与ということではないです。
例えば通導散をそんなに出したらおそらく患者さんは下痢がひどくなって飲めないのではないかと。
言いたいのは、通常量で効かなくても医者が「この漢方薬で当たる可能性が高い」と判断したら、すぐに撤退せずに用量を上げてみるのも選択肢である、ということです。
m03a076ddot 2014.02.23 07:29 | 編集
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dot 2014.04.03 21:36 | 編集
管理人用閲覧コメントを下さったかた、ありがとうございます。

精神的なものかどうかというのは難しく、多く身体の病気に精神的な関与はあるとも言えます。原因は複合的で、要因の1つとして精神の部分はあるかもしれません。
心療内科や精神科で出すお薬としては、かなり医者によって異なるかと思います。多くの医者は抗不安薬の頓服を勧めるでしょうか。漢方薬を出す医者もいます。
医者の”色”というのがあって、絶対にこれという画一的な処方薬剤はないというのが実情です。
m03a076ddot 2014.04.04 08:24 | 編集
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