2012
05.22

エビリファイのファンです

Category: ★精神科生活
 そんなことを言うと大塚製薬さんがニンマリしそうですが、決してファンではありません。


え??


 確かにエビリファイ®は幅広く使える薬剤。統合失調症には言うまでもなく、うつ病へのaugmentationとしても秀でていますし、双極性障害の躁病相を抑えるにも有効。強迫性障害へは抗うつ薬との併用で効果が認められています。フラッシュバックに対しても、情動の安定化という点で有効と神田橋先生が仰るくらい。受容体の敏感な発達障害にもまぁまぁ使いやすいという、何でも屋な雰囲気を出していますね。体重にもあまり影響せず、代謝系の副作用も心配いらない。性欲減退もあまり生じないという利点もあります。欠点としては、単剤で挑むと強迫傾向のある患者さんはそれが増悪しがちなのと、賦活するからか妙に焦燥感が出る人がいるということ、不眠の副作用とアカシジアは意外に出やすい、というようなところでしょうか。あ、あとは使ってると腰折れのような感じになって調子が下向きになる患者さんも。

 自分は何かのお薬に肩入れしてそれを多く処方すると言うことはしません。ロナセンバードは好きだけど、だからといって患者さんの抗精神病薬を全部ロナセン®にするとか、ヤンセンからキティちゃんグッズ貰ったからといってインヴェガ®にしちゃうとか、そういうのはしてはいけないこと。患者さんの状態を見て、どれが一番適切かしらというのを考えます。当然ですけどね。その中でもエビリファイは長期に使うという点で優れていると思いますが。

 で、この「ファンです」という、大塚製薬さんをぬか喜びさせてしまった台詞の真相はコチラ↓

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 ファンです。


 暑くなってきましたし、こういう扇風機は面白いですね。パソコンに接続して使うUSBタイプ。ツマミを回すと、ブンブン回転。

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 風力はそんなにないですが。。。オリビア・ニュートン=ジョンの”そよ風の誘惑”を思い起こさせるような。回ってくれているので視覚的に涼しい印象?

 羽根が剥きだしで危なくないの?とお思いかもしれませんが、かように。

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 くにゃっと曲がる親切な安全設計。発泡スチロールなので全く痛くありません。これでステンレスとかだったら凶器です。

 エビリファイのファン、勝手に略して”エビリファン”には、もう1タイプあります。

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 この羽根もペラペラなので大丈夫。

 どっちも風力的には武田製薬のダーゼン®を彷彿とさせるくらいプラセボと有意差なし、とまぁそこまで非力ではなく、何らかの働きはしてくれています。でもそんなに涼しくならず結局暑くて”何やってんだよお前は”といじめたくなるような存在。
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コメント
管理人用閲覧コメントをくださったかた、ありがとうございます。

個々の患者さんの薬剤についてあれこれと助言できる立場にはないのでそこはご了承下さい。また、身体疾患は十分に除外できていることを前提として進めさせていただきます。
エビリファイもそうですが、どんな薬剤も合う合わないがあるでしょう。
原則としては、服用してから「何かおかしいな」ということがあれば、我々は減量中止を行い、症状が改善されるかどうかを判断しています。
エビリファイは強迫を悪化させることもありますが効果を示すことも多く、例えば強迫性障害の治療にSSRIと一緒に用いることがあります。
やはりその患者さんに合うかどうか、が大切になってくるでしょうか。
絶対に良い、絶対にダメ、ということはなく、目の前のその人にとってどうなのかを見定める必要があります。
仰るように、四物湯合桂枝加芍薬湯はフラッシュバックに効果があります。それで落ち着きが出て来ると、本人も症状から距離を取ることができてこころのゆとりが生まれることもあります(100%ではありませんが)。
強迫症状は圧倒的な不安をルーティンで何とか対処しようとしている表れという面もあろうかと思います。そして、コメントを見ると徐々に自分自身のことを言語化できているようにも感じます。
ゆっくりと言葉にしていくことは、症状から手を離す準備が少しずつできていることを表しているのかもしれません。
主治医の先生はあまり薬剤を使いたくないそうですが、色んな立場があると思います。
薬剤以外で有効な手段があれば、それは十分に評価されるものでしょう。
まずは1つ1つの症状に揺さぶられることなく、薬剤は副作用がないのであればすぐに変えない”待つ”姿勢も大事だと思います。
m03a076ddot 2016.06.24 17:52 | 編集
管理人用閲覧コメントをくださったかた、ありがとうございます。

じっくりゆっくりと取り組んでいかれるのが一番だと思います。
ただ、ご自身も疲弊して共倒れにならないように、自分の時間をつくるのも大事だと感じています。
試行錯誤の繰り返しでしょうけれども、それを「次にどうすれば良いか」を考える糧にしながら進んでいかれるのが良いでしょう。
担当の先生ともしっかりと話をして大局的に進めてみてください。
m03a076ddot 2016.06.28 11:49 | 編集
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