2012
04.13

双極性障害患者さんへの心理教育

Category: ★精神科生活
 どんな精神疾患でも心理教育というのは大事でして、双極性障害も例外ではありません。心理教育でどれだけ違うんだ?というのを調べた論文が、2003年のArchives of general psychiatryという雑誌に出ています。

A randomized trial on the efficacy of group psychoeducation in the prophylaxis of recurrences in bipolar patients whose disease is in remission.
Arch Gen Psychiatry. 2003 Apr;60(4):402-7.

 そこでは、双極性障害I型とII型の両方の患者さんに対してグループでの心理教育を行いました。すると、再発防止に著しく効果が認められたのです。以下、図。

心理教育
 
 もちろん、教育を行う側の質も重要なファクターでしょうし、忙しい外来ではなかなか十分な時間をかけてというのが難しいのも事実。しかし、医療者として心理教育の重要性を理解するのは非常に有用で、少しずつでも患者さんに教えていくことは決してマイナスになりません。

 心理教育のマニュアルとしては、洋書で”Psychoeducation Manual for Bipolar Disorder”というのがあります。日本語では1冊でしっかりしたものがなかったのですが、うちの教授がこの本の監訳者となって”双極性障害の心理教育マニュアル”として医学書院から出しました。訳者による補足も適度に付いていますので、単なる翻訳ではありません。「安くしときまっせ」と教授が言ってました通り、3000円台。立ち読みして、良ければお買い求めください。訳書の方がさわやかな青空を思わせる表紙。原著は凄くオシャレですね。

 ちなみに、宣伝はしているものの私には1銭たりとも入ってきません。純粋に”良いマニュアル”として紹介していますので(教授の権力で強制されたとかいう事実もありませんよ)。

双極性障害の心理教育マニュアル: 患者に何を,どう伝えるか双極性障害の心理教育マニュアル: 患者に何を,どう伝えるか
(2012/04/13)
フランセスク コロン、エドゥアルド ヴィエタ 他

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Psychoeducation Manual for Bipolar DisorderPsychoeducation Manual for Bipolar Disorder
(2006/10/05)
Francesc Colom、Eduard Vieta 他

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- dot dot 2012.04.13 20:07
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