2012
04.03

キャラクターシリーズ:腸と羊と胃と6つ

Category: ★精神科生活
 漢方は精神科領域でも非常にお世話になっております。特に柴胡剤は重要な立場ですね。

 さて、大建中湯は漢方の中で処方量ダントツの1位。小腸に働きかけて、良く動かしてくれる漢方なんです。外科の先生は腸閉塞の予防などに使われることが多いですね。このお薬、山椒と人参と生姜と水飴で出来ていまして、温める漢方なので、炎症の強い患者さんには使わない様にしています(たぶん、使うと有害)。腸の調子が悪いなら何でも大建中湯、と言うわけには行かないはず。

 そんな大建中湯ですが、大手であるツムラのMRさんがくれたボールペンとティッシュにキャラクターがあしらっておりました。ボールペンには大建中湯(100番)のキャラクターである羊さん。ティッシュにはその羊さんと六君子湯(43番)のキャラクターである「りっくん」が載っています。

PA0_0136.jpg
PA0_0135.jpg

 この羊さん。なぜ羊が大建中湯のキャラかというところですが、この身体。これが


小腸です


工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 そこから羊というのをつなげたというその発想力に脱帽。。。

 次の絵は、消化管のもの(Wikipedia先生より)。

消化管2

 これにちょっと細工。

消化管3

 界王拳100倍くらいの想像力で眺めると、何となく似てる、かしら????

 さて、ティッシュに写っている「りっくん」ですが、拡大するとこんなキャラ。

PA0_0167.jpg

 ”胃の迷路”というぶっ飛んだものはスルーしまして。。。この子の身体は


です


工工エエエエエェェ(´д`)ェェエエエエエ工工

 この顔の独創的な形は、六君子湯の“六”→“6”から。

 シュールな形は、シュールな才能から生み出されるのでした。



c.f.”りっくん”のボールペンはこちら。やっぱりシュール。
PA0_0479.jpg

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コメント
腸のモクモクしたところが羊毛とつながったんですね。斜め上を行ってます、ツムラ。
先生も良く気づきましたね、この事実に…。
通りすがりdot 2012.04.07 10:57 | 編集
>通りすがりさん 
ありがとうございます。形を見ていたら「はっ」と気づきまして。
しかし、いいセンスしてますよね、考えた人。。。オリジナリティ溢れる素敵なキャラクターだと思っています。大建中湯ヒツジ。
m03a076ddot 2012.04.07 17:06 | 編集
昔の記事へのコメント、失礼いたします。
私も先生と同じく、漢方を補助的に治療に取り入れている精神科医です。

先日ツムラのMRさんに伺いましたところ、
この羊さんは「メイヨー」というらしいですよ。


なんでも、アメリカのMayoクリニックで大建中湯の研究がさかんだとのことです。
Mayoと羊の「メエ」という鳴き声と、「羊」の音読みをかけている
という、なんだかわかったようなわからないような説明をいただきました(一部不正確な気も)。
あきdot 2014.01.18 01:03 | 編集
>あきさん(あき先生とした方が適切でしょうか)

ありがとうございます。
大建羊はメイヨーちゃんって言うんですね。確かにMRさんからは大建中湯の論文でメイヨークリニック発のものがあると聞いてはいましたが、メイヨーちゃんという名前はメイヨークリニックにとって名誉なことなのか、やや疑問。
漢方は不思議ですね。その大建中湯もTRPチャネルを活性化させると言われたり、抑肝散は過剰なグルタミン酸神経伝達を抑制するとも言われたり。ただ、残念ながら日本の論文はエビデンスレベルが低く、そこが受け入れられない壁になっていると思われます。
漢方も漢方の世界に閉じこもらずに、堂々と科学的な情報を発信していくようになれば地位も上がるのでは、と考えています。と言っても自分はそれをする気が起きないのですが…。
m03a076ddot 2014.01.18 13:12 | 編集
m03a076d先生こちらにも質問すみません。
私はレキソタンの初期の離脱症状で首肩の凝りから頭のしめつけが1番ひどくあり、抑肝散加陳皮半夏で頓服的なすっきり感を体験しました。その後は確かに効いているという感じで初期にとても助けられました。
抑肝散も手元にはあるのですが「過剰なグルタミン酸神経伝達を抑制する」というのはどの様な効果なのか
もし良かったら教えてください。
私も漢方の助けが無ければおそらく減薬も進んでいなかったと思います。
ときたまごdot 2014.01.19 09:57 | 編集
>ときたまごさん

ありがとうございます。
抑肝散のグルタミン酸神経伝達に関しては、精神疾患の多くはグルタミン酸の過剰が言われており、この多さが神経にとって毒だとされています。
なので、グルタミン酸の神経伝達を抑えることで、”神経毒性”を和らげることに結びつきます。ただし、それが直接的に「○○という症状を緩和する」というわけではありません。
抑肝散の作用は生薬として含まれる柴胡や釣藤鈎というものが神経や筋肉の緊張を解きほぐすため(どんなメカニズムによるかは明らかではありませんが)、ときたまごさんの症状緩和にはそれが大きく働いたのではないかと推測します。
m03a076ddot 2014.01.19 19:56 | 編集
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