2012
02.19

てんかんを勉強するには

Category: ★本のお話
 「てんかん」は精神科が診ることもあれば、神経内科が診ることもあります。精神科が診るというのは結構世界的には珍しい部類だと思います。でもそういう素地があったからこそ非定型精神病という概念が生まれてくれたのかもしれませんね。

 自分の勤めている病院ではてんかんを神経内科が診るのですが、愛知医科大学は精神科。そこには兼本浩祐先生という、てんかんの超エキスパートが鎮座しております。

 てんかんは専門医に任せたくなってしまいますが、いつ何時こちらが診ないとも限りません。そこで本を紹介。

てんかん学ハンドブックてんかん学ハンドブック
(2006/01)
兼本 浩祐

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 医学書院から出ているこの本、表紙が実に素っ気なくて買う気を起こさせませんが、志高くがんばろーという若手医師向けの本です。脳波を教えに来てくれる寺島先生という、これまた脳波の鬼みたいな先生なんですが、その先生が「てんかんなら”てんかん学ハンドブック”」と仰っております。

 でも自分はあんまりてんかんの勉強意欲がぐぐっと来ず。他の精神疾患に手一杯の状況でして。。。ヒヨッコで、専門外だしなぁ、、、でも勉強しなきゃいかんぞ、あ、でもでも薄めの本が良いという人にはこちら。

専門外の医師のための大人のてんかん入門専門外の医師のための大人のてんかん入門
(2011/05)
不明

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 こちらも同じく兼本先生の本ですが、中外医学社から。まだ表紙はかわいい。ターゲットとする読者は題名の通り。名は体を表すとはまさにこのことです。てんかん学ハンドブックは2006年でしたが、この本は2011年の本なので、ラモトリギン(ラミクタール)やレベチラセタム(イーケプラ)のことも触れられています。こっちの方が分かりやすいので、まずはここから。

 自分が診て患者さんが悪くなるのは申し訳ないですし、何としても必要最低限は目指したいものです。道のりは遠いですな。。。



 と思っていたら、”てんかん学ハンドブック”の第3版が出てしまいました。まずは本当にさらっと学びたい方には”大人のてんかん入門”で、少し入門からしっかりめにという方には”てんかん学ハンドブック”という感じ。

てんかん学ハンドブック 第3版てんかん学ハンドブック 第3版
(2012/04/13)
兼本 浩祐

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コメント
管理人用閲覧コメントを下さったかた、ありがとうございます。

脳波に影響をあたえるのはベンゾジアゼピン系であり、他の向精神薬では明らかな波形として出てくるということはないようです(非特異的なものはあるかもしれません)。
眠気をもたらすお薬で、かつ脳波測定時にかなり眠くなっているのなら、もちろん脳波も眠りに近いものになるでしょう。
m03a076ddot 2014.08.12 19:45 | 編集
管理人用閲覧コメントを下さったかた、ありがとうございます。

抗てんかんとしての作用は、量をキープしていても落ちないようです。不思議ではありますが…。中にはそうではない患者さんもいらっしゃるのかもしれませんが。
ただ、最近は抗てんかん狙いでリボトリールを使うことは少ないでしょうか。他のよりシャープな抗てんかん薬を用いるかと思います。
m03a076ddot 2014.09.27 13:37 | 編集
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