2010
03.21

エコーは大事!

Category: ★本のお話
 最近、消化管のエコーを勉強しています。

 お腹の中を見るにはエコーは良いですね。施行者の技量にも左右され、また過大評価はいけませんが、それでも使いやすいため救急外来ではどんどんプローブを当てています。膵臓の描出も少しずつ上手くなってきました。

 この前からは網膜剝離疑いとか、靱帯損傷疑いの人にも使用中。

 病棟ではエコーで肺水腫のある患者さんに肺エコーをしてみてB lineを確認したり、何かあればとりあえずエコー、といった状況。こうやって自分の力量を上げたり、エコーの限界を知ったり、勉強勉強(でも心エコー苦手><)。

 で、消化管。

 これがなかなか難しいんです。。。イレウスは当てればすぐに分かりますが(腹部Xpより感度・特異度共に高いんですよ!)、胃潰瘍とか十二指腸潰瘍はまだちょっと。。。憩室炎や虫垂炎も、うーん…。でも練習しないとそこで上達がストップしてしまいますしね。一番良いのが病棟に行ってもう診断の付いている人に当ててみて像を確認すること。でも消化器内科ローテしてないからちょっと行けない。。。

 でも今日の救急外来では、下行結腸の浮腫性肥厚がばっちり見えました。勉強していて良かったな―と思える瞬間です。3ヵ月くらい前はイレウスのKeyboard signがもう教科書か!っていうくらいにばっちり見えた患者さんがいて、ちょうど隣にいた看護師さんに

「これ、キレーですよねぇ…」

と画面をうっとり眺めていたら

『先生、変。。。』

と引かれました…。いや、でもホントに見事なKeyboard signだったんですよ。

 描出の苦手なところは回盲部。本を読むと「バウヒン弁(回盲弁)の描出は難しくない」と書いてあるのですが、自分は思うように出せず。。。今日も「うーん、、、」と唸りながら探すも分からず。こうやって探究心から悩むのも楽しいんですけどね。

 消化管のエコーは教えてくれる上級医が少なく、独学状態。ちょっと限界あるかなーとも思いますが、研修医は何でも学ぶ姿勢が大事。これからも勉強ですねー。


 で、消化管エコーで今読んでいる本がこの2冊↓

・消化管エコーの診かた・考えかた
・新超音波検査消化管

 圧迫の仕方や体位変換など含め、全体的に上の方が詳しいです。でも写真の綺麗さや多さでは下の方が圧倒。ということで両方買っちゃうのが良いかも。

 「消化管超音波ビジュアルテキスト」っていうのもありますが、本屋さんで見かけないのでどんな内容か分からず購入には至らず。。。どうなんでしょ。


 消化管に限らず、エコーへのアクセスが良好なのは日本くらい。日本にいるなら、使わない手はないです。同じ研修医の方や学生さんも、どんどん当ててみましょう!
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