2009
09.09

無理なことはしないが一番

 大規模な臨床試験の中には、”〇〇スタディ”と色々洒落た名前の付いたものがあります。

 有名なものと言えば、抗不整脈薬の使用に一石を投じた衝撃的なCAST study。このCASTは

”the Cardiac Arrhythmia Suppression Trial”

の頭文字を取ってCASTとなっています。

 同じような試験にSWORD studyがあり、こちらは

”Survival With ORal D-sotalol”

から。ORalはちょっと苦しいかも。

 A-fibの患者さんを無理に洞調律にせんでも良いよ、と『断言』したAFFIRM studyは

”the Atrial Fibrillation Follow-up Investigation of Rhythm Management”

です。

 高齢者の心血管イベントをクレストールが有意に下げるよ!としたJUPITER studyは

”Justification for the Use of statins in Prevention: an Interventional Trial Evaluating Rosuvastatin”

となっています。よくこんな長ったらしい名前を。。。JUPITERにしたいという思いが先にあったような気すらします。主役はスタチン(クレストール)なのに、その頭文字のSが略称に含まれていないなんて、かわいそすぎる;;

 これらはまだ頭文字なので許せます。B-CONVINCED studyという、急性非代償性心不全でβ-blockerは中止する必要ないよ!!と『納得』させてくれたスタディは

”Beta-blocker CONtinuation Vs. INterruption in patients with Congestive heart failure hospitalizED for a decompensation episode”

...。ムリヤリでしょ。この文字の取り方には納得できません。

 まさかcontinuationでCONの3文字使ったりvs.を出動させたり、最後にゃhospitalizedの尻尾ですか。。。

 これもCONVINCEDありきで、スタディの正式名称を作り出した気がしてなりません。最後のEDは苦し紛れに何とか思いついたのでは。。。でも「これ使える!」と気づいた時は嬉しかったんでしょうね、多分。



 以上挙げた心血管に関するスタディは、内容は一級品ですので学生さんや研修医の先生は一度お読みくださいまし。
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コメント
自分の論文を多くの人の目に触れさせたいとか、印象づけたい、と考えた結果…でしょうかね。
あんまりくどくない方がいいですけどね。面白いですね★
あおdot 2009.09.11 00:18 | 編集
洒落っ気があると言えばあるのかもしれませんね。

新潟駅がついに動きましたか。自分がいた頃から”再開発しますよー”と言っていたので、ようやくという感が強いです。駅南はちょっと元気ないですから、これで少し賑やかになると良いですね。
m03a076ddot 2009.09.12 08:44 | 編集
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