2017
04.21

おとしあな

 2型糖尿病の治療をしていて安定している患者さんがおりました。自分の糖尿病治療はメトホルミンとプチ糖質制限を合わせることがほとんど。タイトな糖質制限は良い/悪いと意見が分かれておりますが、プチは悪くないんじゃないかなと考えております。そして何より長続きしやすいという利点も。厳格な食事制限はストレスフルなので、まずは実行してもらってかつ続けてもらうというのが大事。プチ制限なら患者さんにも受け入れられやすいという感覚があるのでございます。

 その患者さんはHbA1c 7.0前後でキープできていて「よしよし」と思っていたのですが、冬場に9.0くらいにまで上昇! お菓子やご飯を食べ過ぎるなど不摂生しているわけではなく、不思議に思って尋ねたところ、原因が


干し柿


 でした…。何故かハマってしまったんですって。。。ま、確かに美味しいよね、干し柿。しかしその患者さんは1日に5個!もつい食べてしまうそうでして、これはちょっとなぁと。干し柿はそんなに大きくなく、ペロリと食べられてしまいます。そして1個当たりの糖質が20g前後と言いますから、5個だと100g…。こりゃすごいな。干し柿ってホントに油断するとこうなりますので。

 ちなみに、健康診断でもHbA1cの高い人がチラホラいますが、その中には「健康のために、朝は果物とヨーグルトにしてます!」と宣う受診者さんも。「果物は朝に食べると身体に良いって聞いたんで!」と、たっくさん食べて、かつヨーグルトは無糖でなく加糖。やっぱり食べ過ぎはアレなんじゃないかしら。いちおうお話をして、少し控えるように、せめてヨーグルトは無糖にして果物と和えて食べるとかをオススメしています。

 あとはそうですね、何人か同様のことを言っていたので覚えているんですが、やはり冬は


甘酒


 これが血糖値をどーんと上げてくれやがりまして。HbA1cがぽんっと上がった患者さんに「何か健康に良い食べ物とか飲み物とか始めました?」と聞くと(こう聞くのがポイント)


例1) 患者さん「甘酒飲んでます!だってテレビで”飲む点滴”っていうのを観てねぇ」
例2) 患者さん「甘酒を飲んでます。”飲む美容液”って言われてるんですよね。え? 知らない? 先生医者なのに知らないの?」


 甘酒はとっても糖質が多いので、糖尿病患者さんがそんな毎日飲むもんじゃありません…。テレビもそこをきちんと放送してほしいですね…。

 ちなみに自分はお団子などの甘味を記事にしているのでしょっちゅう甘いものを食べてるんじゃないかと思われるかもしれませんが、決してそうではありませんよ(たぶん)。普段の食事はおかずメイン。
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2017
04.14

今年の桜

 心身ともに低空飛行の今年は鶴舞公園や山崎川に行く余力が残念ながら乏しく、通勤途中に通過する名大病院の桜並木を仕事の行き帰りで撮ってみました。

 満開の様子。

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 すっかり開いた花もあれば、つぼみのものも。成長のスピードは人それぞれで良いよね。成長することに変わりはないのだし。

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 これは別の日の朝に撮影。雨に濡れた桜もまたしっとりとして、違った感じになりますね。

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 仕事の帰りの夜桜。駐車場のライトで偶然にも照らされているのでした。闇に浮かぶ白い桜は妖艶な感じすらあります。

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 お月さまと。この対比も良いのではないでしょうか。

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 本数の多くない桜並木でしたが、木の一本一本、花の一輪一輪、それぞれの綺麗さを改めて確認できました。
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2017
04.09

好きなゲームは?

 患者さんとの診察で、どんなゲームが好きですかという話題になりました(どんな診察や…)。

 自分のゲーム遍歴はスーパーファミコンで止まっており、セガサターンとかプレイステーションとかは触ったことがなく。スーパーファミコンでXYボタン、LRボタンが出た時はすでに「あかん、もうついて行けないんちゃうか…」と危機感を持っておりました。今はグラフィックも音楽もすごいんですよね。ファミコンやゲームボーイのドット絵や3和音の音楽なんてのは、今の人たちには陳腐かもしれません。

 持っていたハードは、ファミコン、ディスクシステム、ゲームボーイ、スーパーファミコン(しかも内蔵テレビ)でした。PCエンジンはちょとお金持ちの子の家にあるみたいな。

 そんな中で何が好きかと言われたら、そうですねぇ…



聖剣伝説(1991年 ゲームボーイ)
Sa・Ga2 秘宝伝説(1990年 ゲームボーイ)
クロノ・トリガー(1995年 スーパーファミコン)




 でしょうか。いずれも当時のスクウェアがつくった名作ソフト。旧エニックスのドラクエ3なんかも良かったんですけど、自分はこの3つが好きで好きで。Sa・Ga2はソフトの入った箱が異様に大きくて、ファミコン用ソフトかと勘違いしたくらいです。

 特に好みは聖剣伝説ですねー。基本的に1人旅であり、サブキャラクターが入れ替えで旅に加わるスタイル(操作できるのは主人公のみ)。このサブキャラクターとの別れが切なくて。アマンダやマーシーの主人公に対する思い、愛情であったり、希望であったり、それが素敵なメロディとともに伝わってくるのでした。チョコボも良い味を出しており、自らの身を顧みずに主人公を助ける行動には感動したものです。理念だけではなく、主人公の人間臭さもちょこっと顔を出していたのも良い感じ。ラストだって、ヒロインとの別れが何とも言えず、”さよなら”というセリフの美しさ、そしてそれの持つ1つに絞れない意味、これを知った名作中の名作。全く飽きずに、たぶん30回くらいは少なくともクリアしてますし、慣れてくるとかなり短時間で終わるので1日に2回クリアしたりなんてのも。

 これは懐古厨の戯れ言ではありますが、ゲームボーイの3和音がまた悲しさや寂しさを表現するのにぴったりなんです。ドット絵もこちらの想像力で補完できますし、あの小さな画面の中にありとあらゆる感情を詰め込んでくれていたなぁと懐かしく思います。

 Sa・Ga2はニンテンドーDSで、聖剣伝説はPS vitaやスマホで、クロノ・トリガーは様々な機種でリメイクされたようですが、やっぱり個人的には思い入れの強いゲームボーイ版の聖剣伝説をもう一回してみたいなぁ(リメイクをプレイしたことはないですけど)。思い出補正と言われるように、昔の記憶の中で醸成されているのでしょうが、もう新しいことを学ぶ容量が年齢とともに無くなってもいるんでしょうね…。
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2017
04.03

風邪がくすぶって…

 今年に入ってから風邪をよくひいてます。しかも1回1回が長引いてしまっておりまして。しかも、風邪が終わりかけたら急性副鼻腔炎になるという何とも教科書的な経過を辿ります。今は左顔面が痛い。この2017年、元気だぞ! という瞬間に遭遇しておりません。だらだらとどこか不調で。これも年齢かなぁ。

 ちょっと体力的に弱っているのです。疲れやすいし、寝ても身体が重いし、体重もちょっと減ってるし。うーん、あんまり良い気がしないです。ブログの更新が止まったら何かあったと思ってやってください(おい)。たぶん大丈夫ですけど。

 しかし、こんな感じに下降線を辿っていると、ふと「大学の同級生のみなさんは何をしてるかなぁ…」と思うことがあります。自分は人の顔と名前を覚えるのが苦手で、大学で6年一緒でも交友関係は実に狭かった。その狭い中でも「どうしているかしらん?」とちょろっと。弱っている時ってこうなることがたまにありませんか? ない? しかも残念ながら自分には小中高の記憶がほとんどなく、大学でギリギリなのです…。「なんでそんなに覚えてないの!?」と良く言われます。

 そんな同級生の中には、北欧に行って研究をバリバリしている人がおり、将来の教授かしらと想像してみたり(彼の学生時代のアダ名も”教授”でした!)。東北に行った人もいて、2011年の地震で大丈夫だったかな? とも。そういや後輩で九州に行った人もいたなぁ。知っている中では多くの方は卒業大学の医局に入って県内に残ったはず(今は知りませんけど)。自分は大学を離れて愛知県に来たので、誰がどうしたというのは細かく分からず。そもそもぼっち傾向が強かったのでね、そういうつながりがない…。

 しかも、愛知に来ても何の研究成果も出せずに終わり、今はひっそりと病院でヘドロのように沈殿して、そして体調が悪くなって風邪が治らずでございますよ。「何やってんだろうな…」と自分に失望をせざるを得ず、そうなると他人が羨ましくなる。そういう時だけ同級生を思い出して、ずいぶんと勝手な人間だなぁ、うーん。

 いかんですね、弱っている時は変な考えしか浮かんでこない。こういう時は治すことに専念なのですが、毎日疲れと重さが積み重なる感じがしてて、何となくイヤだなぁという気分。
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