2008
07.27

きくまでも なかろうよ!



 1989年発売、スクウェア初のミリオンセラーたる『魔界塔士サガ』。ゲームボーイでのこのクオリティの高さ、BGMの素晴らしさには驚きですよねー。どちらかといえば翌年発売のサガ2の方が好きですが(サガ2の外箱の大きさは異常でした。ファミコンのカセットかと思う位でかい)、原点はこのサガ1ですね。内容の深さもサガ1の方が上かと。サガ3はちょっと軽かった印象があります(ぶっ飛び感が無くなってしまった…)。スクウェアはこのサガ1から数年間が黄金期だったのではないでしょうか。

 サガ1は、主人公が楽園を夢見て、そこに通じているという塔の最上階へ挑むというお話。

 このソフト、キャラクターの言葉の悪さには凄まじいものがありました。道具屋なんて話しかけるといきなり「なんの ようだ!」ってキレてます。。。物を買おうとしてお金が足りないと、「おい!ぜにがたんねーぞ!」です。コワイね。空中世界での白虎との会話は今考えると良い味出してます。白虎にジャンヌという奴を捜してこいと言われ、主人公が、その女がどうかしたのかと問います。すると白虎「しりたがりやは わかじにするぞ」対して主人公のセリフ

「そうだな。わすれよう」

 大人~な感じ。そしてその白虎に対して闘いを挑むシーンでは、主人公が

「このとらやろう!」

です。いくらジャンヌとミレイユのことがあったにしろ白虎というボス(四天王よ!?)にその台詞。う~ん、何とも味がある。。。「さやか」がモンスターに襲われていて助けに入る場面では、主人公が

「まていっ!」

どんな呼び方。。。待て!じゃないところが良いんです。盗賊の洞窟でのやりとりでは、盗賊の親玉が「だれが はいって いい といった!」そしたら主人公は

「オレだ!」

すげぇ。。。他にも名台詞が盛り沢山。それがサガです。

 そして、サガ1は話の展開がシビアで殺伐としており、心休まるイベントがありません。常に誰かが何らかの犠牲となっています。上述のジャンヌとミレイユもそうです。「そうちょう」に漢の美学を教わった少年も多いのではないでしょうか(ゾクのはちまき!)。



 そして塔19階のシェルターでは言いようのない哀しい出来事も…。ある父親とその手帳、そして核爆弾の入手です。サガをやった人なら絶対に覚えている場面ですね。





 別のフロアでは、世界が荒廃したお蔭で大儲けしている会社が登場。それとの対比を考えると、皮肉なものです。。。20階の死亡者リストも怖い怖い…。

 今思うと、すっごく練られたストーリー。様々な場面に散りばめられた、一部の勝者と多くの敗者との対比は大人向けであるとも言えます。特に都市世界は考えさせられます(荒廃した東京、核爆弾、金…)。

 濃い内容のサガ1で、中でも秀逸なのは「かみ」(神)との決戦でのやりとり。

 全ての生みの親である神は、平和な世界に飽きていました。そこでアシュラを呼び出した。アシュラは世界を乱すものの、神は直にそれにも飽きてしまいます。このアシュラを倒すヒーローを欲し、そのためのゲームを始めた。それがこの魔界塔士サガの内容。主人公たちが神のところまで到達したのも、自分の作ったゲームの筋書きということなんです。死すべき運命のちっぽけなモノたちが必死で生き抜く様は神をも感動させ、主人公たちに、何でも望みを叶えようと言います。主人公たちは、よくも皆をおもちゃにしてくれたなと、怒ります。「それがどうかしましたか?すべては私が作ったモノなのです」と神。「俺たちはモノじゃない!」と神に闘いを挑む主人公たち(サイボーグ009みたい…)に対して、神は「どうしてもやるつもりですね


これも いきもののサガか・・・・」


 死ぬ前に神の力を眼に焼き付けておけ!と戦闘シーンへ。すっごい衝撃的。。。当時の自分(小学生)にとっては、この神が後ろ向きに言う「いきもののサガか・・・・」が

ほぉ・・・・・

と唸ってしまって。。。




 しかも神めちゃ強いです。普通に闘ったら大変。フレアの書が無いとキツイです。「かみのみぎて」とか「かみのひだりて」とかの全体攻撃はイヤだし、HPも何か終盤で回復するし…。

 でも最終ボスの全体攻撃は定番か。。。サガ1では上述の技。サガ2でも防衛システムが使う「スターバスター」ありましたし(「いやしのつえ」は必須ですね)。サガ3に関してはラグナの「アシュラ」が痛い。でも単体攻撃の「よみのはどう」がかなり梃子摺りました。。。レベル低いと一発でやられます。ちなみにサガ3の見せ場はラグナとの闘いでのステスロス途中参戦でしょうか。

 さてこの神。倒すには裏技があり、チェーンソーで一発というのが有名過ぎるほど有名。人間を統べるはずの存在である神が人間の作ったもので破壊されるというのが虚無感というか(もともとバグだったようですが)。普通に倒すとこう↓



 ニーチェだ。。。

 ニーチェは「超人」にどうやってなるか、を厳密には教えてくれませんでした。そこでナチスは彼の言葉を利用し、該当するのはヒトラーであると宣言。あそこまで彼を崇拝する下僕たる人民がいるのですから、そう考えても無理はないように思えてしまいます。

 さ、それはそうとして、神を何とか倒すと、奥に捜し求めていた楽園へ通じる扉がありますが、主人公たちは結局そこへは行かず、自分たちの世界へ戻るというエンディング。

 サガは大人だからこそ考えさせられる場面も非常に多いです。携帯用のアプリでも出ていますし、プレイしてみては如何でしょう(聖剣伝説もよろしく)?
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2008
07.03

目立つは良いこと?悪いこと?



 ↑この紙(紙の名前ワカラン)を持って報道陣へ走る役、やってみたい…。

 勝つにせよ負けるにせよ、裁判に臨む人々はそれ相応の気持ちであることは推し量るに足ります。そういう中で不謹慎かもしれませんが、やはりこの役は(少なくとも自分の)心を引き寄せる何かを持っていると考えられます。一体どういう立場の人が駆けているのかしら…?

 で、それつながりでちょっと考えたところ、新たな境地としてメディアを意識したものも良いのではないかと発案。

 具体的には…↓

 裁判が終了し、例の紙を持った人が中継カメラに向かって走ってくる!判決は何なんだ!?そして広げたそこに書いてある文字は!?





 引っ張るね~。もぅチャンネル変えられません。


 ね、そういうのがあっても、、、、良くないですね。。。失礼…m(_ _)m



 でもこれだとどうかしら?良く分からない灰色·玉虫色判決が出た時↓



 これは使えそうな気がするのですが、如何でしょう。「不当判決」とは言い難いけど何か勝った気がしない時には上手くキモチを訴えることが出来そうです(というか、こういう画像を作る事がかなり時間のムダ使い…)。



 表現方法云々の前に、この紙は判決までの長かったであろう期間に対する思いを詰めたものなのでしょうから、軽々と「やってみたい」と言うべきではないのかもしれません。



 でも正直なところ、ちょっと興味あるんですよね…。
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