2007
05.06

端整な中原中也と…

Category: ★本のお話
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる


 ということで、今年は中原中也の生誕100年なんですね。

 彼の詩は中学の教科書に載っていたような記憶が海馬にのさばっています。

 自分の好きな梶井基次郎。「檸檬」や「雪後」、「冬の日」などで有名なこのヒトも教科書の常連組です。梶井ちゃんの文章を読んでファンになった女子中学生も多いのですが、残念ながら残念なことに、彼の顔写真を見た瞬間から心が剥離していくことが少なくありません。「何でこんな文章書くのにこんな顔なの!?」こう思う女子は少なくなかったでしょう。男子としてもこの容貌は、イタズラ書きのしがいがあるというものでした。

 しかし中也さんは違います!この端正な顔立ち。檸檬の兄ちゃんは

読む→惚れる→顔見る→冷める

というパターンが多いのですが、在りし日の兄さんは往々にして顔写真が目立つ所にあったりなんぞして

顔見る→惚れる→読む→惚れの上塗り→さらに顔見る

というpositive feedbackを辿ります。しかも夭逝というのが拍車をかけます(檸檬の兄ちゃんも早世なのですが、それは加味されていないという不平等)。

 女子の皆さんは男子に対して


「イタズラ書きすんじゃねぇぞコラ」


と、鋭き眼光を以て威圧(威嚇?)してきます…。明らかに梶井さんとは扱いを異にしているのですが、それを指摘しようもんならこっちがどうなるか分かりません。黙認黙認。。。

 しかし、その女子の皆さんのココロに「つうこんのいちげき」を食らわす一言が男子には隠されているのです。


「でもさぁ、中原中也って結婚してんだよね」


 これは3桁のダメージ確実でしょう。まだ初期で、レベルが2に上がってスライムに10のダメージを与えたことに

お、2桁いった

とささやかな喜びを見出すのとワケが違います(「こんぼう」から「どうのつるぎ」に変えた直後にも同様のことが起こりえます)。

 このように、適正な抗菌薬を投与することで大方の女子は中也さんへの発熱がおさまります。MSSAに対してnafcillinを投与するのと同じくスマートですね(日本では無理か…)。しかしながら


「それでも構わない!」


と、耐性化してしまい、手の付けられなく方々がおられるのもこれまた事実(MRSA、果てにはVRSAなんぞになるワケですね)。

 ま、若さならではの所業ですな。良い思い出になっていっているのでしょう、今頃は。


☆本日のお写真
 去年買った新潮文庫の中原中也詩集(本棚の奥底から引っ張り出しました)


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2007
05.04

白山様の例大祭



 四月の中ほど、白山神社(はくさんじんじゃ)でお祭りをやっていたのでお花見がてら行ってきました。

 土曜日が灰色の空·強風という、これぞ新潟!という「らしさ」を前面に押し出した状態でしたので、若干ながらも晴れた日曜は人々を相対的に外出させる気にしてくれます。



 自分は元々新潟の人間ではないので、このお祭りが何を意味しているのかは全く分からないのですが、御神輿が登場しています。それなりに歴史のあるお祭りなのでしょう。目出度く新潟検定3級に合格した教授なら知っているかもしれません(今度聞いてみようかしら)。

 で、やはりお祭りといえば屋台!両者は切っても切れない関係にあります。VREと来たらLinezolid!とやや似たフンイキを感じさせます。



 新潟のGold Standardたる「ポッポ焼」。相変わらず行列が出来ています。確かに素朴な黒糖の風味がほのかに口腔に浸透しますが、並ぶほどのものかは未だに理解に苦しみます。。。ここらへんはやはり生粋の新潟人でなければ分からないのでしょうね(飽きない味ってのは合点が行きますが)。



 こちらは金魚すくい。これだけ見るともはや夏!ですが、金魚の鮮やかな紅色はいつでも映えますね。



 懐かしの「カタヌキ」。お子達が頑張ってます。最近は見なくなりましたが、やはりお祭りにはふさわしい存在。またこのおっちゃんが意地悪で、難易度の高い『傘』なんぞを一生懸命やって「出来た~」と持っていっても「ココまだ残っとる」と小姑よろしく突っ返してくることもしばしば(昔はね…。今は知りませんです)。ちなみに教授はこれで荒稼ぎしたそうです(サスガ…)。今やるのなら、手術室にあるZeissの手術顕微鏡を使ってMicrosurgeryと洒落込みたいものですな(耳鼻科の教授を援軍に。蛇足ながら、日本で最初に手術顕微鏡を導入したのが新大の耳鼻科なんですよ)。



 少し歩くと白山公園のお花見現場に。やっぱり桜はキレイ。紅葉もそうですが、一過性の鮮やかさ·美しさというのは儚さが相まって人々の琴線に触れるものがあるのでしょう。芥川龍之介も「舞踏会」で、青年将校の口を以て一瞬の花火をヒトの《生(ヴィ)》に例えましたし、日常とは趣を異にする何らかの感情を抱くのだと思います。ま、最近はお花見って言ってもアルコールのための口実と化していますが。

 食に関して言えば、本州ではお花見にはお鍋が1st lineですが、我が故郷の北海道はジンギスカンを定番にしています。



 こんな桜並木も。二酸化チタンの白色にごく微量の赤色102号を混合したとも言うべき色合いで空間を染め上げて完成された花の回廊(イヤな言い回し…)。春限定のこの桜色、しっかりと見届けましたぞ。生きてればまた来年会えますね。

☆本日のお写真は…
 御神輿集団に飲まれるポッポ焼屋台(ピンチ!)


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